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− 目次 −

第1回
地震対策への壁

第2回
地震対策という保険

第3回
地震対策を考えるとき

第4回
家具の固定

第5回
備蓄品について

第6回
家族との連絡方法

第7回
地域で助け合える環境

第8回
想定対象地震

第9回
緊急地震速報

第1回 地震対策への壁を取り除く
はじめに…
 近年、日本各地で災害が発生し各メディアで大きく取り上げられています。また阪神・淡路大震災以降、国民の中で防災・地震対策への関心が高まりをみせています。当然ながら皆さんも防災について関心があることと思いますし、地震対策の必要性は誰もが認めるところでしょう。
 では、お聞きしますが、あなたの家の家具は固定されていますか?災害に備えて非常食や非常品を用意していますか?
 「わかってはいるけれど…まだ、これといった地震対策はとっていないなあ」という方が案外多いのではないでしょうか?
 このシリーズでは必要だと感じながらも地震対策を先送りにしてしまっている方に、今動くことの大切さをお伝えしたいと思います。

地震対策への壁「迷信と思い込み」を取り除きましょう

関西は地震が少ない?(迷信)
 地震国、日本にありながら、阪神・淡路大震災以前は「関西は大地震が起きない」という迷信がまかり通っていました。史実では関西でも繰り返し大きな地震が発生しているのにも係わらず、です。
 関東と関西での地震の発生回数を比較した場合、2000年までの過去70年間で、総数こそ関東は関西の4倍以上発生していますが、マグニチュード7以上の大地震は
関東10に対し、関西9!ほとんど同じ割合で発生しています。
 それでは、なぜ「関西は大地震がおきない」という迷信があったのでしょう?
 やはり、関東大震災のインパクトが大きかったのでしょう。死者10万5千人以上を出し首都を壊滅させた惨状が、関東は地震危険度が高いということを国民に刷り込むのに十分なインパクトを持っていたことは容易に想像できます。併せて関西で発生した大震災が、第二次大戦中の混乱期にかき消されたこと、当時のメディアが関東のように大きく取り上げなかったことによって、関西から地震の記憶が消されてしまったのではないでしょうか。
小さな島国、日本だけで全世界の地震の10%が発生します。
つまり、日本のどこであっても地震に対して安心は全くないのです。

奈良県は災害が少ない(迷信)
 「奈良県は災害が少ない」この言葉を聞いたことはありませんか?
 地震・津波・水害・土砂災害・火山活動…確かにどの災害をみても、他の地方と比べて奈良県の自然災害の被害率は少ないかもしれません。しかし、単に少ないだけであって、大丈夫だということではないということを、忘れてはいませんか…。
 過去には、伊勢湾台風や第二室戸台風、1998年の7号台風が奈良県に甚大な被害を与えていますし、昭和期以降の地震だけでも、河内大和地震(1936年 M6.4)、東南海地震(1944年 M7.9)、南海地震(1946年 M8.0)、吉野地震(1952年 M6.8)が発生しています。

 ■将来災害が発生する可能性【特に地震!】は決して低いものではありません。


それでも自分だけは大丈夫?(思い込み)
 地震がおきるのも、自分の町(村)に被害が発生することも知っている。けれど、「自分だけは大丈夫(だろう)」と、思い込ませてはいませんか?今まで、自分の住む場所で地震はおきていないし(たまたまです)、おきても多分大丈夫だろう(根拠無しです)。地震対策に関していえば、これは耳をふさいで目をつむることと同じです。今すぐやめましょう。

■現在、西日本全体が地震の活動期に入っている
■今後30年以内に必ず大きな地震が発生する(東南海・南海地震)
■奈良県全域の市町村が「南海・東南海地震の防災対策推進地域」に指定されている
■奈良県には8つの活断層が存在している

これらは予想ではなく事実です。
 何の地震対策をしなくて、本当に大丈夫ですか?




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